鍼療体制

1.外来鍼療

東中野・本駒込の都内2ヶ所。

完全予約制・自由診療による鍼灸専門の治療を行っております。

母乳育児相談室 Cache-cache coucou!と提携


2.訪問鍼療

歩行困難や寝たきりのため、お一人でのご来院が難しい方へ。

医療保険制度を用いた訪問鍼灸が適応される場合があります。

訪問鍼療について

➤ 自費での訪問鍼灸をご希望の方は、2名以上・往診料3000円となります。

臨床術式

伊藤瑞凰先生の鍼術式

漢法 救真堂 鍼灸療院の伊藤瑞凰先生の一門として、鍼灸術式を受け継いでいます。

どのような病気でも、症状のあるところではなく、病気の根底にある「気血のめぐり」の滞りや偏り(トラブル)に対して治療します。

問診に始まり脈診や腹診・舌診など、東洋医学の観方(みかた)で病気をつかみ、症状に合わせた治療によって「気のめぐり」を援けます。

1.「 気のめぐり」を調える体質や体調に合わせた治療

カラダの気血のめぐりが滞り歪むと、偏頗(かたより)が生まれます。

手足・お腹・背中など、症状のあるところとは離れたツボに鍼灸をします。

優しい鍼で、大きなバランスを調えることができます。


2.「 症状」に合わせた適材適所の治療

「症状」に特化した治療があります。

病気の原因や症状そのものを治めるための、キレのあるシャープな効果を期待する治療を加えることで、鍼灸治療の効果を最大化します。

例えば、花粉症を治める鼻の鍼や、アトピー性皮膚炎の炎症を鎮める鍼や、喘息への皮膚鍼、慢性の眼疾患への眼窩刺法、心臓疾患への隅刺などがあります。 

鍼灸とは

鍼灸適応証

東洋医学の治療

東洋医学は「気血のめぐり」が健康の本(モト)です。

気血のめぐりが滞ることで、様々な病気になります。

「ヒトは自然に生かされている」といった東洋の考え方を基本に、「陰陽・五行」の東洋医学の眼によって見えてくる「気の偏頗(かたより)」を把握し、鍼灸という素朴な治療によってカラダを調える東洋医学本来の治療を致します。

東洋医学とは

問診 - 話を聴く -

一見、症状とは関わりのないような素朴な会話の中に、治療のヒントが隠れていることがあります。

どんなささいなことでも構いません。

感じたこと、思ったことをお話しいただけることで、心と体の状態を正確に把握することができます。

身体診察 - 身体を診る -

東洋医学独自の「脈診、腹診」や「顔色、舌診」などの診察をします。

ひとりとして同じ身体を持たない個性と、変化し続ける生命力のバロメーターを測ります。

自然のリズムである季節や時間、日常生活の影響により変化する体質や体調を「生きたままに感じる」ことが東洋医学の診察法の特徴です。

診断 - 東洋医学的に分析する -

問診と身体診察での情報を含めて、東洋医学の基準に順て整理します。

「きちん整理をすること」で、今まで見えなかった治療のヒントが浮かび上がります。

病の経過から、辿るであろう道筋を判断します。

治療 - 適材適所 -

一齊堂の治療は、鍼と灸のみです。

「気のめぐり」に着目し大きなバランスを調える治療と、「症状」に届く治療を組み合わせることで、様々な症状も治っていきます。

症状に合わせた鍼具・灸法を選ぶことで、一人ひとりに合った治療を致します。

鍼の種類

当院では、東洋医学の原典である『黄帝内経』に記された九鍼(きゅうしん)を使用します。

主たる鍼は、髪の毛ほどの細さである毫鍼(ごうしん)と呼ばれる繊細な鍼を用いますが、症状に合わせて様々な形状・材質の鍼具を用います。

毫鍼|ごうしん

普段、目にすることが多いトントンとする鍼は「毫鍼(ごうしん)」といい、鍼治療の主役です。

髪の毛ほどの細さで、ほのかに感じる、あたたかな優しい鍼の響きを届けるのに最適です。

また、純銀でできた「たわら型鍼管(しんかん)」を用いることで、痛みを感じさせない鍼ができます。

快い「響き」が治る力を導き出します。

肌へのあたりが優しく温かいため、鍼の痛みを感じなくさせてくれる。

鑱鍼|ざんしん

優しく皮膚をなでるようにして用います。

大人や子どものアトピー性皮膚炎や湿疹など、皮膚が紅くなってしまう皮膚の炎症に効果的です。

ヘラの形をした刺さない鍼。

皮膚を優しくなでる。

鍉鍼|ていしん

皮膚に当てとどめるだけの不思議な鍼です。

鍼の響きが苦手な方にも、鍼の心地よさを味わっていただけます。

特殊な方法として、花粉症や副鼻腔炎の「鼻の鍼」としても使います。

圓鍼|えんしん

夏バテによる食欲不振や、自律神経の失調からくる吐き気など、胃腸の不調に効果があります。

お子さんで食事の線が細く、なかなか食べられない時は、このまん丸の鍼が活躍します。

コロコロと気持ちよく、寝てしまう子どもさんもいます。

温めてなでる。

打鍼|だしん

黒檀でできた小さな小づちによって、鍼の頭をリズムよくトントンと振動させるように用います。

日本独自に発展した鍼法で、お腹の治療に使います。

お腹を調えることで全身に影響し、あらゆる病気に応用することもできます。

特に、婦人科疾患胃腸の症状に効果的です。

小児鍼|しょうにしん

母心が生んだ日本発祥の「子どもの鍼」。

刺さない鍼で、小さなお子さんの治療にも使えます。

お母さんが簪(カンザシ)でなでたことから始まったとされ、ちょんちょんと皮膚をなで弾ませるようにして使います。

日本には、中秋の名月には子どもの鍼をする文化もあります。

灸の種類

当院では、直接肌に灸を据える昔ながらの灸だけではなく、様々な温灸(おんきゅう)を用いることで、優しく柔らかくからだを芯から温めます。

温灸用のモグサは、数種類のモグサをブレンドすることで、温かみの浸透力を高めています。

灸頭鍼|きゅうとうしん

鍼の上に、丸いお山のようなモグサをのせた温灸。

ぽわっと暖かい、からだの代謝を高めるのに最適なお灸です。

婦人科のトラブルに効果的です。

竹輪灸|たけのわきゅう

師・伊藤瑞凰先生の考案した竹の筒を使った灸法です。

コロコロと優しい温かさが気持ちよく、お灸が初めての方にも安心。

関節の痛み神経痛、皮膚のトラブルに効果的です。

プロフィール

代表

 東 豪(あずまつよし)


経歴

東洋鍼灸専門学校 鍼灸専科を卒業。

2008年

都内の整形外科、往診専門の治療院にて臨床担当。

2010年

漢法 救真堂 鍼灸療院にて、伊藤瑞凰先生に師事。

2011年

古典鍼灸研究会 漢法いろは塾に入会。伊藤瑞凰先生の古典講釈、鍼灸理論を学ぶ。

2012年

難病専門の治療院にて臨床担当。一齊堂の前身である鍼灸専門 智証院として往診事業の活動を始める。

2015年

鍼灸学校附属治療院などの治療院にて臨床担当。研修部門を建て、学会発表の補助や実技研修を担当。

・2021年

本駒込・新宿御苑にて鍼灸専門 一齊堂として活動。

・2023年

東中野にて鍼灸専門 一齊堂 鍼灸療院を開院。

本駒込では助産師・真木先生と協同し、2拠点で活動。

HAHA*TO-COプロジェクト


国家資格

 鍼師

 灸師

 鍼灸学修士

   医薬品登録販売者

臨床活動
2021年

鍼灸専門 一齊堂を開院。外来鍼療と訪問鍼灸。


教育活動

2019年

鍼灸専門学校の非常勤講師として東洋医学の歴史を担当。古典鍼灸研究会  漢法いろは塾では講師として、鍼灸学校の講義では触れられなかった東洋医学の歴史を担当。

2021年

私塾 東塾を開塾。師・伊藤瑞凰先生の古典的鍼灸治療を実践的に学ぶ場として実技指導を行う。

東塾


研究活動
2015年
明治国際医療大学大学院 伝統鍼灸学部に入学。研究テーマは『楼英『医学綱目』の鍼灸思想』の研究。


開発活動

2021年

SuRADAS代表 矢野氏、水口歯科医院と共に鍼具の共同製作。

➤ 打鍼

鑱鍼


所属団体

古典鍼灸研究会 漢法いろは塾

一般財団法人 東方医療振興財団 日本東方医学会

❋2023年 地域医療連携鍼灸師 認定


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